「土俵を割る」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-10-24

「土俵を割る」の意味とは

土俵を割るとは、相撲の取組で、相手に攻められて土俵外に出てしまうという意味です。

「土俵を割る」の概要

相撲の取組では、先に足の裏以外が地面につくか、土俵外に身体の一部がついてしまうと負けになります。
「土俵を割る」という表現では、後者の「土俵外に出る」負け方のことを指します。

土俵を割った場合の相手力士の決まり手としては「押し出し」「寄り切り」「送り出し」「突き出し」などがよく見られる技として挙げられます。

「土俵を割る」に関するゲン担ぎ

力士が本場所で締めている廻しには「さがり」と呼ばれるひも状のすだれのような物が挟みこまれていますが、このさがりは奇数本で作られています。
これは、偶数本だと「割れる数」であるため、「土俵を割る」を連想して縁起が悪いことが由来しています。

「土俵を割る」の表現の広がり

相撲においては相手に押し出されたり寄り切られたことで、土俵の外に身体の一部がついてしまうことを「土俵を割る」と言います。

そこから、日常生活でも「相手の勢いや力に押し切られて負ける」ことを「土俵を割る」と表現することがあります。

例えば交渉事の場面などで、相手の巧みな話術や熱意、粘り強さなどに負けて、こちらの考えを変えたり相手の条件を飲むことを指します。

営業などビジネスシーンにおいては、得意分野のことを「自分の土俵」と呼んだり「相手の土俵で戦わないようにしよう」と表現するなど、「土俵」という表現を用いる場面が多く見られます。

「土俵を割る」の例文・用例

土俵を割る

土俵を割るを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●大関は横綱に押し切られ、土俵を割りました。
●かなり粘りましたが、力尽きたのか土俵を割ってしまいましたね。

SNSでの「土俵を割る」の使われ方

「土俵を割る」の類義語

土俵を割るの類義語は、「俵を割る」です。
こちらも同義で使われることがあります。

「土俵を割る」の対義語・反意語

土俵を割るの対義語・反意語はありませんでした。