「ウチ充、ウチ族」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「ウチ充、ウチ族」の意味とは
ウチ充、ウチ族とは、家の中での生活が充実していて、楽しんでいる人という意味です。
「ウチ充、ウチ族」の語源
ウチ充、ウチ族という言葉は、「草食男子」「肉食女子」という言葉を生み出したコラムニスト・深澤真紀によって考案されました。
厳密には「ウチ充」というのは「家の中の生活環境を充実させること」を意味し、ウチ充であることを重要視する人達のことをまとめて「ウチ族」と呼びますが、現在ではこの二つは同じ意味で語られることも多いです。
「ウチ充、ウチ族」の普及の背景
ネットワークの発達により、近年では外に出なくても買い物ができ、遠くの人ともコミュニケーションがとれるようになりました。アウトドアの趣味も根強い人気ですが、DIYやガーデニング、刺繡や手料理などのインドアな趣味も流行しており、またオンデマンド配信の浸透により映画なども自宅で気軽に楽しめるようになりました。
加えて、2020年からの新型コロナウイルスの感染拡大を受け、「ウチ充」でいることはますます市民権を得ることになり、ウチ充、ウチ族が増加することとなったのです。
InstagramなどのSNSでは「#おうち時間」「#ステイホーム」などのハッシュタグをつけて、家でどれだけ楽しく過ごしているかといった投稿がますます多く見られるようになりました。
「ウチ充、ウチ族」の派生パターン
「ウチ充、ウチ族」の「ウチ充」という言葉は「リア充」の派生パターンだとされています。
リア充というのは、「リアルの生活が充実している」という意味で、「インターネットの掲示板やSNS上ではなく、現実世界できちんと楽しんでいる」といったニュアンスで使われ始めました。特に「恋人がいる」「仲の良い友達がいる」ことがリア充のひとつの条件とされることが多いです。
「ネト充」というのは「リア充」の対義語にもあたり、インターネットの世界での生活や交友関係が充実していることやその人のことを指します。
「ウチ充、ウチ族」の例文・用例
ウチ充、ウチ族を使った例文・用例を紹介します。
●もうすっかりウチ充だから、定時であがったら真っ直ぐ帰ってるよ。
●コロナでウチ族も増えてきたよね。
SNSでの「ウチ充、ウチ族」の使われ方
ウチ充なクリスマスでした。 pic.twitter.com/LZhypQztOb
— ヨネザワギュー (@wing4283) December 24, 2018
家最高。ウチ族です。家が好きすぎる。遊んで楽しかった後の家がマジ好き。
— N. (@kanna96591278) April 16, 2021
「ウチ充、ウチ族」の類義語
ウチ充、ウチ族の類義語は、「巣ごもり族」「インドア派」です。
どちらも「家の中にいる時間が長い人」「外より家の中にいるのが好きな人」のことを表します。「ウチ充、ウチ族」の方が、家の中にいることをよりポジティブに捉えたニュアンスで使われています。
「ウチ充、ウチ族」の対義語・反意語
ウチ充、ウチ族の対義語は、「ソト充」です。
家の外での趣味を楽しみ、充実している人のことです。アウトドア趣味の他に、飲食店巡りなども当てはまります。