「キャッチボール」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「キャッチボール」の意味とは

キャッチボールとは、複数人(主に2人)で投球と捕球を交互に繰り返す行為のことです。

一般的に野球・ソフトボールの投球練習、または単純に遊戯として行われます。

ちなみに「キャッチボール(catchball)」は和製英語なので、英語圏の外国人には通用しません。

英語圏では、同様な行為に対して「catch」または「play catch」と呼びます。

「キャッチボール」の重要性

「球を相手に投げて、相手から放たれた球を捕る」を繰り返すだけの行為は、一見、取るに足らないもののように思えます。

しかし、野球においてキャッチボールは、テクニックやスキルを向上させるための重要な練習として認識されています。

プロ野球やメジャーリーガーの中にも、キャッチボールの大切さを説く選手が少なくありません。

例えば、松井秀喜はイベントで「キャッチボールにはいろんなものが詰まっている。大事にしてほしいと思います(※1)」と語っています。

また、中学生の頃から野球で頭角を現わしていた松井は「きちんと胸に投げているかどうかとか、キャッチボールを見るだけでチームのレベルが分かった(※2)」と言います。

イチローもまた、キャッチボールを「技術の確認のひとつ」と位置づけており、日々の練習において一球一球を無駄にせず、時には狙いを定め、時には変化を付けて鍛錬に励んでいたと言います(※3)。

(※1ー3 参考URL:https://full-count.jp/2015/01/26/post7564/)

キャッチボールの利点はスポーツのスキルアップだけでなく、しばしば家族や友達とのコミュニケーションとしても活用できる点にあります。

普段、言葉を交わすことの少ない親子関係でもキャッチボールをすることで、心の距離を縮めることができます。

「キャッチボール」を行う時の注意点

キャッチボールは誰でも手軽にできる遊戯として知られていますが、近年ではキャッチボールを禁止している公共エリア(公園)も増えてきています。

その理由は、主に以下のようなものです。

・他の利用者の安全確保
・エリアに隣接する住居への侵入防止

また、近隣住民からのクレームによって禁止されてしまうケースもあるようです。

「キャッチボール」の表現の広がり

自分の持っている球を相手に投げ、また相手が投げた球を受け取る行為は、相手に言葉を投げかけ、相手の言葉を受け止めるコミュニケーションの性質とよく似ています。

とくに一対一の会話のやり取りを「言葉のキャッチボール」等と表現したりします。

一般的に、罵り合いや一方的なコミュニケーションには用いられることはなく、自分の意見をしっかりと伝え、また相手の話にきちんと耳を傾けるようなバランスの取れたコミュニケーションに対する好ましい評価として用いられます。

また、このようなやり取りが弾むことを「会話のキャッチボールが続く」などと表現します。

さらに、とりわけ親子同士などで心のこもったコミュニケーションを「心のキャッチボール」と形容する場合もあります。

「キャッチボール」の例文・用例

キャッチボール

キャッチボールを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●無口な父親だったが休みの日はよくキャッチボールをしてくれた。
●それは言葉のキャッチボールではなく、単なる罵り合いです。

SNSでの「キャッチボール」の使われ方

「キャッチボール」の類義語

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「キャッチボール」の対義語・反意語

キャッチボールの対義語・反意語はありませんでした。