「開店プロ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「開店プロ」の意味とは
開店プロとは、パチンコ屋の開店日を集中的に狙って利益を得ようとする行為、またそのような行為を組織的に行うパチプロ集団のことです。
かつて開店にのぞむパチンコ屋は、より多くの客を呼び込むことを目的として、各台の設定を当たりやすくなるよう甘めに調整するのが通例でした。
また、グランドオープンだけでなくリニューアルオープン(新装開店)や新台入替日にも、同様な調整が行わることが一般的でした。
このような調整が入ることで、特別な知識やスキルが無くても勝ちやすくなり、また大きな利益を見込めます。
そのため、あらかじめ各地のパチンコ屋の開店情報を仕入れ、開店初日の店舗の台を狙う「開店プロ」と呼ばれる行為が目立ち始めました。
ネットが普及する以前では、開店情報を効率よく仕入れるためには人手が必要になるため、基本的に開店プロは組織・集団で行われていました。
開店プロ集団は全国各地に(それぞれ別個の組織が)複数存在し、一集団あたりの行動範囲は車などを駆使して県や地方を跨ぐほどだったと言われています。
また、開店プロの中には、反社会的勢力の関係者が含まれており、開店初日のパチンコ屋を集団的かつ強引に占拠するといった行為も盛んに行われていました。
時には別の開店プロ集団と同じ店舗で鉢合わせするケースもあり、台の取り合いのために揉めることもしばしばあったようです。
開店プロの活動は、主に90年代~2000年代初頭にかけて盛んでしたが、ネットの普及によって誰にでも簡単に開店情報を手に入れられるようになったため、急速に衰退していきました。
しかし、近年では「軍団」と呼ばれる勝ちやすい台のみ集中的に狙うパチプロ集団が出現し、開店プロの後継的な存在と位置付けられています。
「開店プロ」への対策
パチンコ屋にとって開店プロは迷惑な存在であるため、様々な対策が取られてきました。
例えば、グランドオープンや新装開店の初日だけ、各台を通常の設定にしておき、開店プロが諦めるようになる数日後あたりから甘めに調整するやり方です。
また、当時の開店プロの男女比は男性が圧倒的に多かったため、調整期間のみ全ての台を女性専用にしてしまうなども有効な手でした。
さらに、特定の地域にしか配られないチラシを持参してきた客のみ整理券を発行して、他の地域の開店プロを寄せ付けない対策を行ったり、開店プロが占拠しているドアだけ施錠したままにしたり…など、あくまで常連客にパチンコを楽しんでもらうための様々な努力が行われてきました。
「開店プロ」の例文・用例
開店プロを使った例文・用例を紹介します。
●開店プロから足を洗った。
●開店プロ対策なのか、開店初日なのに全然当たらないな。
SNSでの「開店プロ」の使われ方
コロナ以降にグランドオープンした店舗さんを視察、大海にまだ開店プロが多いってことは出し続けてるってことなんですかね、、、彼らの存在も善し悪しです。
でも最近は開店プロが見分けにくいですね。以前までは同じ味のじゃがりこ持ってたらプログループ一確とか目印あったんですけどねw
— カミーユ・ビダン (@kamiyu_slot) August 30, 2020
どんじゃらのニュートキオ、昨日も今日も全然稼働してないんですけど…
1台空いてたから釘見たけど、新装直後の釘じゃないので開店プロ対策ですかね?
…というわけでトキオスペシャルを? pic.twitter.com/JQ5hblqane— おばを (@obaoba3352) June 25, 2021
「開店プロ」の類義語
開店プロの類義語は、「軍団」です。
軍団とは、より多くの出玉獲得のために勝ちやすい台のみ集中的に狙うパチプロ集団のことです。
「開店プロ」の対義語・反意語
開店プロの対義語・反意語はありませんでした。