「コロストミー」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「コロストミー」の意味とは

コロストミーとは、大腸の末端で作られている消化管ストーマの一種の結腸ストーマのことで、コロストミー手術を受けることで、腹部に造られたストーマから老廃物を排出できます。
なお、ストーマとは手術による病巣を摘出後、腸や尿管の一部を体外に出し造る、便や尿の排泄口です。
尿路ストーマからは尿、消化管ストーマからは便が排出され、尿管を腸に繋ぎ尿を排出する方法もあります。

消化管ストーマの種類

消化管ストーマは、部位によって呼び方が異なっており、以下の種類があります。

イレオストミー

イレオストミーの手術は、小腸の一部をお腹に出し排出口を造設します。
小腸の終わりの方に病気がある場合に、腹部の右側に造られることが一般的です。
ストーマ排出口には括約筋がなく排便のコントロールが出来ないため、ストーマ装具が必要となります。

ウロストミー

膀胱や尿路に病気があり、尿の排出が困難な場合尿路を変更する手術で、「回腸導管」や「尿管皮膚瘻」と呼ばれます。
排出口は腹部右側に造られます。
尿を貯めておく場所がなく、排尿のコントロールをする筋肉がないため、尿を貯めるための収尿袋が必要です。

コロストミー

前出を参照。

「コロストミー」の種類

コロストミー(結腸ストーマ)には、部位別に以下のような種類があります。

上行結腸ストーマ

上行結腸に造設される、稀なタイプのコロストミーです。
排泄物は水様から半水様です。

横行結腸ストーマ

横行結腸に造設されるストーマです。
排泄物は水様から半固形で、通常はループストーマとして一時的に造設されます。

下行結腸ストーマ

下行結腸に造設される、一般的なタイプのコロストミーです。
上行結腸及び横行結腸で水分の多くが吸収されることで、排泄物は半固形または固形になります。

S状結腸ストーマ

腹部左側の大腸の左下、直腸の手前に造設されます。
腸内で全ての水分が吸収されるため、排泄物は固形です。

「コロストミー」の例文・用例

コロストミーを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●潰瘍性大腸炎のため、コロストミーを選択せざるを得なかった。
コロストミーにしたら、皮膚がただれないように気を付けないといけない。

SNSでの「コロストミー」の使われ方

「コロストミー」の類義語

コロストミーの類義語はありませんでした。

「コロストミー」の対義語・反意語

コロストミーの対義語・反意語はありませんでした。