「エンゲージメント(指標)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「エンゲージメント(指標)」の意味とは
エンゲージメント(指標)とは、企業やブランドと顧客の結びつきや親密さ(=エンゲージメント)が発生・上昇したことを表す指標のことです。
従業員と企業の親密さ・愛社精神としても用いますが、マーケティングの上では主に対顧客の言葉として使われています。
それらを明確に区別するため「従業員エンゲージメント(指標)」「顧客エンゲージメント(指標)」といった表現をすることもあります。
「エンゲージメント(指標)」の語源
エンゲージメントの語源は、英語の「engagement」です。
engagementは「約束」「婚約」「契約」といった意味があり、その動詞である「engage」は「婚約する」「(人を)引き込む」などの意味で使われます。
「エンゲージメント(指標)」の別の意味や使われ方
エンゲージメントは、2つの意味で使われています。
マーケティングで使われる「エンゲージメント(指標)」
上述の通り、マーケティングの上で「エンゲージメント(指標)」というと、顧客と企業・ブランド及び商品やサービスとの結びつき・親密さ・共感がどれだけ発生し上昇しているかを数字で把握するめの指標のことを指します。
マーケティング分野の「エンゲージメント(指標)」を把握・活用しながら顧客に訴求していく手法を「エンゲージメントマーケティング」と呼ぶこともあります。
これは、不特定多数の顧客に同じ内容のアピールをする「マスマーケティング」とは違い、一人一人の顧客を大切にし、エンゲージメントを高めながらリピーターになってもらうというマーケティングのことを意味します。
人事分野で使われる「エンゲージメント(指標)」
一方で、人事の分野になると、従業員が現在働いている会社に対してどれだけ信頼し、愛着を持って貢献したいと考えているか。
愛社精神の度合いを把握するための指標のことを意味しています。
「エンゲージメント(指標)」の例文・用例
エンゲージメント(指標)を使った例文・用例を紹介します。
●企業公式アカウントのTwitterフォロワー数や反応の数はひとつのエンゲージメント指標となりつつある。
●自社の顧客のエンゲージメントの度合いを正確に把握するためにはどのような指標が必要だろうか。
SNSでの「エンゲージメント(指標)」の使われ方
Mixpanelが行った市場啓蒙戦略が面白い。ユーザー数やPV数ではなく、継続率などのエンゲージメント指標を見るべきという啓蒙を、企業に対してではなく、投資家やメディアに対して行い、彼らが経営者に対してエンゲージメント指標の質問をするようになったので、企業がMixpannelを入れるようになった。
— KAJJ / MESON CEO (@kajikent) April 6, 2018
営業のデータ分析というと行動指標や顧客エンゲージメント指標の話によりがち。だけどそれらはあくまで一側面でしかない。
まず自社の営業モデルが顧客、営業担当、商品、商談方法でどの依存度が高いかの整理が大事。
行動指標に注目するなら顧客や営業担当のレベルが揃ってはじめて使える指標になる
— Yugo Nakashima (@nakashimayugo) August 28, 2020
「エンゲージメント(指標)」の類義語
エンゲージメントの類義語は、「ロイヤリティ」です。
ロイヤリティには「忠誠心」という意味があり、マーケティングの上では顧客が企業やブランドに抱く「信頼」や「愛着」のことを指します。
「エンゲージメント」が企業と顧客の間の対等な結びつきであるのに対し、「ロイヤリティ」は顧客から企業への一方向の感情のことを表します。
「エンゲージメント(指標)」の対義語・反意語
エンゲージメントの対義語・反意語はありませんでした。