「気道」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2021-05-13

「気道」の意味とは

気道とは、肺に繋がっている細長い管です。
「気管」や「気管支」と呼ばれることが多く、口や鼻から取り入れた空気を肺まで送るための、空気が通る道のことを言います。
呼吸器は大きく分けて2つに分かれており、1つが「肺」、そしてもう1つが「気道」です。
気管の長さは約10cmで、内径は2〜2.5cmで、常に空気の出入りがあるため、常に内腔が確保されている必要があります。
そのため気管の外側は、「気管軟骨輪」というC字形の硝子軟骨が連続して積み重なり、内腔がつぶれないようになっています。

「気道」の構造

気道は鼻腔と口腔を起点にし、肺に向かって分岐を繰り返して徐々に細くなっていく構造です。
最終的に肺の中にある肺胞に到達するのですが、その分岐は23回にも渡ります。

「上気道」と「下気道」

気道の内、「上気道(じょうきどう)」は、鼻から鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭までのことを指す言葉です。
またこれに対して、声帯よりも抹消側の肺側の気管、気管支、細気管支、肺を「下気道(かきどう)」と言います。

「気道」の主な病気

気道の病気には以下のようなものがあります。

慢性気管支炎

気管支の粘膜に、慢性の炎症が起こる病気で、原因不明の咳やたんが連続して2年以上続く場合に診断されます。

気管支ぜんそく

アレルギーの炎症によって気管支が過敏になる病気です。
刺激を受けると気道が狭くなり、呼吸が苦しくなる発作をくり返します。

肺炎

細菌、ウイルスなどによって肺が炎症を起こす病気です。
かぜやインフルエンザが原因で起こる場合や、食べ物などが誤って気道に入ることが原因となって起こることもあります。

間質性肺炎

肺の間質が炎症を起こす病気で、肺胞の柔らかい構造が壊され、硬くなる線維化が進みます。
線維化した肺胞は硬く縮んでいくため呼吸ができなくなり、死に至る場合もあります。

「気道」の例文・用例

気道

気道を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●救急救命訓練では、呼吸ができるように気道が確保ができる姿勢を覚えることが必要です。
気道がないと生きている実感がなくなってしまいます。

SNSでの「気道」の使われ方

「気道」の類義語

気道の類義語は、「呼吸器」です。
呼吸器は、気道と肺のことを指す言葉です。

「気道」の対義語・反意語

気道の対義語・反意語はありませんでした。