「ヒューマンエラー」とは?意味と例文が3秒でわかる!

「ヒューマンエラー」の意味とは

ヒューマンエラーとは、人間が原因となって起こる誤りや間違いのことです。人間の行為が、事故やトラブルなど意図しない結果を引き起こしたときに用いられます。「人的ミス」、「人為的ミス」ともいいます。

「ヒューマンエラー」の特徴

ヒューマンエラーは、JIS Z8115 ディペンダビリティ(信頼性)用語では「意図しない結果を生じる人間の行為」と定義されています。
「人間」と「機械やシステム」との関係を考えたとき、機械側ではなく人間側のエラーに着目したものです。

「ヒューマンエラー」の2つのパターン

ヒューマンエラーには大きく2つのパターンが考えられます。

オミッションエラー:すべき行為をしなかった

本来ならやらなければならなかったことを忘れたり、省略したりして、適切に行わなかったため、エラーを引き起こしてしまうパターンです。
代表的なものに「近道行動」があります。本来ならすべきであったプロセスを省略してしまうことです。業務を簡略化しようとしたり、単純な作業のし忘れも含まれます。

コミッションエラー:すべきではない行為をした

本来ならする必要のない行為をしたことによって、エラーを引き起こしてしまうパターンです。

さらにこれらのエラーが意図したものかどうかによっても分類することができます。

「ヒューマンエラー」に含まれないもの

ある人が定められたマニュアルや手順どおりに業務を行ったにもかかわらず、結果として事故が起きた場合は、ヒューマンエラーに含まれません。

「ヒューマンエラー」の英語表現

英語では、a human errorと表します。
―The very cause of the malfunction was a human error.(不具合が発生したそもそもの要因は人的ミスでした。)

「ヒューマンエラー」の対策

ヒューマンエラーを防ぐには、具体的には、次のような対策が効果的だといわれています。

  • 指差し確認をおこなう。
  • 複数の担当者で確認する。
  • 情報を文書化する。
  • ToDoリストを作成する。
  • マニュアルがある場合は必ず手順に従う。

このように、ヒューマンエラーを防ぐために作業工程のなかで細かな確認を行う考え方を「スイスチーズモデル」といいます。これは、心理学者のジェームズ・リーズンが提唱した考え方で、ヒューマンエラーから事故やトラブルなどに至るまでのプロセスをこのスイスチーズにたとえて説明したものです。

スイスチーズとは、ところどころに穴の空いているチーズをさしますが、これをヒューマンエラーに置き換えて、チーズ1枚1枚がそれぞれ、人・手順・作業環境・管理など、エラーを防ぐための要素で、チーズに空いている穴はヒューマンエラーが起きる可能性を表しています。

チーズの重なる枚数や向きが変われば、チーズに空いていた穴がふさがるように、作業工程のなかで何回かにわたり、さまざまな角度で確認を行うことで、ヒューマンエラーを防ごうとする考え方です。

「ヒューマンエラー」の例文・用例

ヒューマンエラー

ヒューマンエラーを使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●今回の事故は明らかにヒューマンエラーが原因だ。
ヒューマンエラーがないように対策を講じる。

SNSでの「ヒューマンエラー」の使われ方

「ヒューマンエラー」の類義語

ヒューマンエラーの類義語は、「人為的ミス」や「人災」です。
「人為的ミス」の意味は、人間が間違いを起こしたことによって意図していない結果が引き起こされることです。
「人災」の意味は、人間の不注意や怠慢が原因で起こる災害のことです。一般に、十分な対策を講じておけば防げたと思われる災害などに使います。

「ヒューマンエラー」の対義語・反意語

ヒューマンエラーの対義語は、「システムエラー」です。
意味は、コンピュータに搭載されたソフトウェアが正常に動作しない状態になることですです。「ヒューマンエラー」と対比させて用いられることもあります。