「無念無想(むねんむそう)」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「無念無想」の意味とは
無念無想(むねんむそう)とは、一切の執着や考えから離れ、心を無にして境地に至る
という意味を表す四字熟語です。元々は仏教用語で、静寂な心境を表現し、悟りの境地や無我の境地を表す言葉として広く知られています。
「無念無想」の語源
「無念無想」は、「無念」と「無想」の2つの言葉から構成されています。「無念」とは、執着やこだわり、恨みなどの感情をすべて捨て去り、清らかな心に戻る状態のこと、「無想」とは、雑念や妄想がなく、何も考えずにただ存在している状態を表します。そのため、「無念無想」は、心の奥底にある執着や雑念を払い、澄み切った無の境地に至ることを意味します。
「無念無想」の英語表現
無念無想を英語で表すと次のような表現になります。
・a state of being free from all distracting thoughts(無念無想の境地)
[出典:ジーニアス和英辞典]
「無念無想」の例文・用例
無念無想を使った例文・用例を紹介します。
●無念無想で試合に挑んだら結果を出すことができた。
●美しい自然の中で過ごす時間は、心を無念無想にしてくれる。
SNSでの「無念無想」の使われ方
おはようございます。
今日は休日出勤。
祝日だとか春だとか考え好き無念無想で頑張る繁忙期。現実逃避にすごいなぁと見惚れたタイルの階段写真貼っときます。。。 pic.twitter.com/klxwF4MsHa
— 猫尾 かおり (@cattail69) March 19, 2024
無念無想
なにもかも忘れ
スマホの電源を切り
テレビも見ず有馬に2〜3日間籠もりたい😶 pic.twitter.com/Ut4leDmhxh
— 🌺ERI-JPN®🌺 (@eri_japan2030) May 19, 2024
「無念無想」の類義語
無念無想の類義語は「明鏡止水(めいきょうしすい)」や「心頭滅却(しんとうめっきゃく)」です。
「明鏡止水」とは、曇りのない鏡のように雑念がなく、落ち着いた心境を表す四字熟語です。
「心頭滅却」とは、心の動きを止めて、落ち着いた気持ちになることを意味する四字熟語です。
「無念無想」の対義語・反意語
無念無想の対義語・反意語は「執着」や「煩悩」です。
「執着」とは、何か1つのことにこだわり、それが離れないこと、「煩悩」とは、人間の心を惑わし、苦しめる心の動きのことを表す言葉です。