「むしゃくしゃしてやった」とは?意味と例文が3秒でわかる!

2020-04-04

「むしゃくしゃしてやった」の意味とは

むしゃくしゃしてやったとは、特にこれといった理由もなくやってしまったことという意味です。

「むしゃくしゃしてやった」とは、「行き場のないストレスによって、特に理由もなくやってしまったこと」に対してのその理由を語る時の最初の一言として使われる言葉となります。

本来はマスメディアなどからの発信で多く使われている表現ですが、主にネット上で若者を中心に多く使われている言葉でもあるのです。

使い方としては「むしゃくしゃしてやった」の後に、「今は反省している」などと付け加えて使われることが多くなっています。

ネタ的なニュアンスや、決まり文句のような使われ方となっていて分類としては若者言葉と言えるでしょう。

また「むしゃくしゃしてやった」の後に「今は反省している」と付ける他に、「後悔はしていない」と付け加える場合もあります。

この後者の場合では、やったことに対しての満足感を表現する時に使われる使い方です。

「むしゃくしゃしてやった」の語源

むしゃくしゃしてやったの語源は、犯罪や犯行の動機です。

何かしらの犯罪や犯行が起きた時に、その犯行に対する動機としてよく「むしゃくしゃしてやった」という動機が使われています。

犯行動機を容疑者が語る際に「むしゃくしゃしてやった」と語ることが多く、こうした警察発表を受けて各マスコミが世間に報道するのです。

そのため本来は本当に起きた犯罪行為に対しての動機の理由として、マスコミなどにより報道されることから、テレビや新聞などのニュースで多く見かける言葉となっています。

しかし近年ではこうした特に理由のない犯行が多くなっており、「むしゃくしゃしてやった」という動機が目立つようになりました。

そうした背景から「むしゃくしゃしてやった」というフレーズが広まり、ネット上ではネタ的なニュアンスで使われるようになったのです。

また「むしゃくしゃしてやった」の後に続く、「今は反省している」や「後悔はない」というフレーズも実際の犯行動機として語られる時によく出てくるものとなっています。

実際に起きた犯行の動機をネタ的に使っているので不謹慎にも感じますが、理由のない犯罪が増えたことに対する風刺にも聞こえる言葉なのです。

「むしゃくしゃしてやった」のむしゃくしゃとは

むしゃくしゃしてやったの、むしゃくしゃについても詳しく見ておきましょう。

「むしゃくしゃしてやった」という言葉をより理解するために、「むしゃくしゃ」とはどんなものを表すのかを具体的に解説していきます。

むしゃくしゃには2つの意味があり、1つ目は上記で説明してきた通り「イライラして心が晴れない様子」や「腹立たしい様子」です。

2つ目は「草や毛などがもつれて乱れている様子」という意味もあります。

本来はむしゃくしゃには2つの意味があるのですが、今回の「むしゃくしゃしてやった」では1つ目の意味として使われている点がポイントです。

つまり「むしゃくしゃしてやった」とは、むしゃくしゃという感情によって衝動的に起こしてしまったことという意味になります。

むしゃくしゃというのは、感情表現の1つであるということを押さえておきましょう。

「むしゃくしゃしてやった」の例文・用例

「むしゃくしゃしてやった」を使った例文・用例を紹介します。

✓例文・用例

●犯人は動機について、むしゃくしゃしてやった 、誰でも良かったなどと話しているとのことです。
●衝動買いをむしゃくしゃしてやった 。今は後悔している。

SNSでの「むしゃくしゃしてやった」の使われ方

「むしゃくしゃしてやった」の類義語

むしゃくしゃしてやったの類義語は、「フラストレーションを感じる」です。

意味は、不満やストレスを感じているという意味になります。

むしゃくしゃしてやったとは、不満などによる行き場のないストレスが原因で起こしたことという意味でした。

そのため同じように、不満やストレスを感じていることを表すこちらの言葉が類義語と言えるでしょう。

「むしゃくしゃしてやった」の対義語・反意語

むしゃくしゃしてやったの対義語は、「ほっこりする」です。

意味は、暖かな様子です。

ほっこりは暖かな様子を表しており、気持ちや胸などを対象に使う際には「心暖まる」などの意味となります。