「エレガンテ」とは?意味と例文が3秒でわかる!
「エレガンテ」の意味とは
エレガンテとは、優雅にという意味の演奏記号です。
「エレガンテ」の語源
エレガンテの語源は、イタリア語の「elegante」です。
優雅に、という意味の他に「上品な」というニュアンスがあります。
英語では「elegant」に当たる言葉で、日本でもカタカナ語の「エレガント」としてよく使われている表現です。「優雅に」「上品な」といった意味の他に、「洗練された」「気品がある」「見事な」といったニュアンスが含まれています。
そこから「エレガンテ」は優雅で上品な演奏、また洗練されて気品溢れる演奏を指示する際の発想記号(演奏時の心づもりなどを指示する記号。曲想標語)として使われるようになりました。
「エレガンテ」で演奏するには
発想記号とは、演奏する際の心づもり、どのような感情をベースに演奏で表現するかということを表します。
「エレガンテ」の場合は「優雅さ」「上品さ」「気品」などが大切な感情になるので、実際にどっしりと落ち着いた、優雅な気持ちになることが重要です。
もちろん演奏者や指揮者の解釈によって様々ですが、エレガンテは速度記号ではないものの、せわしない雰囲気を排除することから、ゆったりと落ち着いたテンポでの演奏になることが多いようです。テンポが上がる場面でも、落ち着きは失わずに演奏するこが大切です。
「エレガンテ」の例文・用例
エレガンテを使った例文・用例を紹介します。
●大事なところでエレガンテがくるので、落ち着きを失わずに、上品にね。
●なぜここでエレガンテになるのか、指揮者の自分がじっくりと考えなければならない。
SNSでの「エレガンテ」の使われ方
フォルテより強くエレガンテより優雅に?
— しゅがぴよ@佐藤 (@_Believe_Again) October 5, 2021
メルツの秘曲だなあ。コンチェルティーノ。たっぷり2時間のレッスン終了。楽譜の指示に忠実にやっていくのはいいのだけど、エレガンテ、フリオーソ、フォッコ、グラチア・・・ニュアンスの差は語源を辿っていくしかない。ブラブーラがなんだが「さぼっている」みたいに聞こえてきて可笑しかった。
— 富川勝智 newアルバム「あなたとわたし スパニッシュギター秘曲集」5/20リリース! (@tommig0715) January 29, 2010
「エレガンテ」の類義語
エレガンテの類義語は、「コン・エレガンツァ(con eleganza)」「コン・グラーツィア(con grazia)」「グラツィオーソ(grazioso)」です。
いずれも、エレガンテと同じく「優雅に」という指示を表す演奏記号です。
「コン(con)」は「~を持って」「~と一緒に」というニュアンスを与える前置詞で、英語の「with」のような使い方ができます。
「エレガンテ」の対義語・反意語
エレガンテの対義語・反意語はありませんでした。